VTHD(7593)を購入し保有しています。VTHDはVTホールディングスの略です。
理学療法士で個人投資家の私がどんな銘柄か簡易的に銘柄分析です。
VDHD(7593)は自動車販売の会社。日産、ホンダに強いようですがその他のメーカーも広く取り扱ってます。
— 投資たいむ|PT(理学療法士)の株式投資 (@pt_kabu) October 5, 2023
今ビックモーターの影響で逆風強い中古車も扱っています。
株価指標的には結構な割安だと思っていますが、中古車の方で何か危ないことがあった場合怖い銘柄。
VTHD(7593)
企業概要
VTHD(7593) | |
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設立 | 1983年3月 | 上場 | 1998年9月 |
業種 | 小売 |
市場 | 東証P |
会社概要 | 日産、ホンダの自動車ディーラー。レンタカーや住宅事業も行っている。 |
事業内容 | 日産、ホンダはもちろんその他メーカーの自動車販売。レンタカーや住宅関連事業。中古車輸出や輸入業、システム開発などグループ全体では多くの事業を手がける。 |
特色 | 数多くの自動車メーカーの自動車販売を行なっている。自動車だけでなく住宅、輸入、システム開発も。海外販社のM &Aを強化している。自動車点検整備高収益。 |
VTHD(7593) 銘柄詳細・株価指標
VTHD(7593)2023/10/05時点での株価指標 | |
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予想PER | 7.08倍 | 予想EPS | 69.6 |
実績PBR | 0.89倍 |
実績BPS | 556.1 |
予想配当利回り | 4.87% |
予想1株配当 | 24~26 |
過去の業績 | 過去2年増収,過去1年減益 |
PEGレシオ | 0.33倍 |
業績24/03連予 | +12.6%増収,-0.4%減益 | ROE | 12.7 |
ROA | 5.5 |
配当性向 | 34.5 |
株主優待 | 優待券1冊 100株以上 ・30,000円相当の新車・中古車購入時利用優待券 ・10,000円相当の車検時 ・「Jネットレンタカー」利用割引券(5回利用可) ・「キーパーラボ」サービス利用20%割引券各1枚 ※自社グループ店舗・自社提携店舗で利用可 有効期間:1年間 |
株価指標についてよくわからないというかたはこちらの記事を参考にしてみてください。
業績について
増収ですが減益の予定です。2023/03でも増収減益でした。その際は-29.6%の減益だったので割と大きい減益です。2年連続減益はやや印象悪いですが増益は続いていますので慌てるほどではないのかなと考えています。
ちなみに2023/03での売上は過去最高を更新しています。この理由としては以下のものが挙げられています。
- 国内新型車の受注が好調
- メーカー生産停滞の影響緩和により輸入車が増加
- 海外新車販売台数が堅調に推移
これらにより売上収益、営業利益は過去最高を更新しています。
2024/03予に関しては売上収益は2023/03に続き過去最高の予想です。しかし、営業利益、税引前利益はM &Aによる負ののれん発生益18億円を含むため減益の予想となっています。
負ののれんは赤字企業買収などで生じるものです。うまく立て直せれば企業としては成長のチャンスになります。しかし、うまくいかない場合は経営赤字に陥ります。例として。ライザップは赤字企業を買収し続けて結果的にうまくいかずに株価低迷に陥ったことがありました。
VTHDの強み
国内有数の自動車ディーラーグループです。車が強い日本では多数の自動車を売っているのは1つの強みです。主に日産、ホンダの自動車販売を行なっています。
M&Aにより規模をどんどん拡大しています。今では自動車販売だけでなくレンタカー、中古車販売、自動車整備、住宅関連事業、輸入業、システム開発等も行なっています。
元々は旧株式会社ホンダベルノ東海として1983年に設立された会社となります。そのためホンダには特に強いと考えられます。
成長性
VTHDは営業キャッシュフローの範囲内で継続的にM&Aの取り組んでいます。特に海外販社のM&Aを強化しています。
成長戦略としては、このM&Aにより「事業規模の拡大」「収益性の向上」「財務体質の強化」をバランスさせたものを目指しているそうです。
そのM&Aによる負ののれんによる影響で2024/03は減益予想となっています。これは、前述したように赤字企業買収などを行なった場合はある程度生じるリスクとなるかと思います。
この負ののれんは一時的には利益になります。しかし、これは赤字経営等のリスクある会社を買うことで生じるものです。そのため、買収した企業を立て直せない場合は株価転落のリスクになってきます。立て直せれば事業拡大のチャンスになりますね。
M&Aは営業CFの範囲内で行われていますし、自己資本比率も27.6%とそこそこあります。そのため買収した企業で1つ失敗したところで極端な経営悪化にはつながらないと思われます。
道内に初となるランボルギーニ正規販売店を札幌市に2023年7月に開業しました。
配当金
2024/03は配当金の水準を2円増配予定となっています。
予想配当利回りはなんと4.87%。かなりの高配当です。
それにもかかわらず配当性向は34.5%と良い塩梅です。企業の成長余地をしっかり残しています。
高配当ポートフォリオを作るなら組み込んでもいい銘柄だと思われます。
株価指標
PER,PBRともに割安の基準です。しかも高配当で配当性向も30%ちょい。PEGレシオで見ると0.3倍程度でかなりの割安です。
売り上げも過去最高。減益ですがこれはM&Aによるものですので今後の成長には期待できます。
株主優待もあるので優待配当利回りで考えるとかなりものでしょう。
自己資本比率も27.6%と悪くありません。ROEは12.7と高い水準。
指標で見るといつ買ってもいいレベルで割安だと考えています。
個人的所感
VTHD(7593)は個人的には今かなり買うのにおすすめの状態だと考えています。高配当投資としても魅力的ですが、指標でみるとかなり割安なのでバリュー投資としても良い水準にいるかと思います。
CFマトリクスを見てもここ5年のうち2020年のみ投資期ですが、その他の4年は安定期となっています。
同じく2020年のみフリーCFは赤字です。しかし、その他4年は黒字です。
キャッシュフローをみても優秀でM&Aに積極的ですが、割と安定して経営しているといえるでしょう。
しかし、ややネックになるのが中古車も扱っているところです。今日本ではビックモーターの影響で中古車販売企業への風当たりがかなり強いです。
もしかしたらここも何か問題があるのかも?という考えがどうしても出てきてしまいます。
今後もしそういったことが見つかった際には即座に損切りをする気持ちも持ち合わせる必要があるでしょう。
まとめ
VTHD(7593)について簡易的に銘柄分析を行ってみました。個人的にはいつ買っても良い状態ではあると考えています。
実際に株式投資をまだ始めていないけど興味がある方はこちらの記事から証券会社を決めて証券口座を作ってみましょう。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。