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投資

コカコーラ(KO)株は買い時?中長期投資のための銘柄分析

コカコーラ(KO)の銘柄分析

コカコーラ(KO)は「コカ・コーラ」や「ファンタ」、「スプライト」などの炭酸飲料だけでなく「いろはす」や「綾鷹」など水やお茶なども製造しています。

投資の神様ウォーレン・バフェット氏が経営するバークシャー・ハサウェイも投資している米国株のコカ・コーラについて企業分析です。

結論からいうと現在は買うかどうか微妙な線です。中長期投資では買ってもいいかもしれません。ただ、指標的にはやや割高なので増配を意識した配当投資のイメージがいいかと思われます。

※他人の投資戦略や成功体験に惑わされず、投資についての最終的な判断は個人の自己責任において行いましょう。

コカコーラ(KO)
設立1892年1月29日
業種清涼飲料水
市場NYSE
会社概要世界的な飲料会社。代表的な商品はコカ・コーラ
事業内容清涼飲料水業界で世界的に活動。主要製品はコカ・コーラ、ダイエットコーク、スプライト、ファンタ、紅茶、ジュース、スポーツ飲料、水、コーヒーなど。飲料事業において製品の開発、製造、販売、流通を行う。
特色コカコーラは世界で最も有名なブランドの1つ。世界的に高いシェアをもっている。多様な製品で地域の好みに合わせたものを展開している。環境配慮も力を入れており、プラスチック廃棄物削減や水資源管理に取り組む。健康志向トレンドに対応し低カロリーや健康的な製品も提供。新興国の成長にも焦点をあてている。

企業の紹介

事業モデル

コカコーラ(KO)は、ノンアルコール飲料の世界最大のメーカー。炭酸飲料および水やお茶、ジュースの製造と販売に行なっています。

コカコーラ(KO)は消費者向け製品だけでなく、レストランや自動販売機向けにも提供しています。

主要製品またはサービス

コカコーラの主要製品には、コカ・コーラ、ダイエットコーク、スプライト、ミネラルウォーター、ジュースなどがあります。これらのブランドは世界中で高い認知度と需要を持っています。

日本ではコカコーラ、ダイエットコーク、スプライト、ファンタ、いろはす、綾鷹、アクエリアス、ジョージア、カナダドライジンジャエール、ドクターペッパー、爽健美茶、からだすこやか茶、コスタコーヒー、ミニッツメイドなどが有名。

競合他社

主な競合他社には、ペプシコ(PEP)、キリンホールディングス、モンスターエナジーなどがあります。

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株価推移(直近6ヶ月程度)

KO約半年のチャート

株価を見るとここ半年近くではかなり低い水準にいることがわかります。ここ最近の下落ではイーライリリーの肥満治療薬が影響しているといわれています。食欲が20~30%近く減退するということでペプシコやマクドナルドとともにここ最近株価が下落傾向となっています。食欲が落ちることで炭酸飲料の売り上げが落ちるのではないかという市場参加者の思惑が感じ取れます。

また、配当利回りが株価上昇とともに下がっていたこととアメリカの金利上昇により預金でも大きな利回りを得られるようになったことで、3%程度の利回りでは魅力が落ちたということもあると考えられます。

財務分析

収益性

コカコーラ5年業績
(出典:みんかぶ
2023/2024業績予想

(出典:SBI証券

売上高は2022年に過去5年間で最高の売り上げを記録しています。

2020年からは順調に増収増益です。

2023~2024にかけても増収増益予想が続いており中長期保有でも問題ない業績だと考えられます。

2023年12月期 第2四半期実績

コカコーラは23年通期ガイダンスを上方修正。内容は以下のもの。

  • オーガニックベースの増収率 +8〜9%(従来予想+7〜8%)
  • 調整後EPS(nonGAAP)の成長率 +5~6%(従来予想+4~5%)

そんな好調な23年12月期 第2四半期の結果としては以下の通りです。

  • 売上高 +5.71%
  • 純利益 +33.70%
  • 調整後売上高(nonGAAP)+6%
  • 調整後EPS(nonGAAP) 0.78ドル
  • オーガニックベースの売上高 +11%
  • 全体の営業利益 +2.56%

売上高と調整後EPSが市場予想を上回りました。

全体のユニットケース販売量はほぼ横ばい。コスト増や米ドル高が響いていて+2.56%の営業利益でも伸び悩んでいる状態だそうです。

財務安定性

コカコーラは安定的に現金を維持しており、適切な運用によりリスクを軽減しています。高い需要を持つ製品たちと幅広い国債市場展開によって安定している状態です。さらに、効果的な資産管理によりキャッシュフローを安定させています。

コカコーラ CF計算書

(出典:SBI証券

2020~2022年のCFフローは上記の図の通りです。CFマトリクスはここ3年連続安定期と非常に安定しています。フリーCFも黒字で安定しています。

資産管理

自己資本比率は25.17%です。米国株では自己資本比率は10%以上あれば安定的だという方もいますので安定的だと考えられます。ちなみに日本株では30%程度が目安といわれています。

この自己資本比率が落ちている理由ですがコカコーラの場合は大きくは2つ。

  • 企業成長のための多額の借金
  • 自社株買い

これにより自己資本比率が低めだと考えられています。しかし、借金と自社株買いを自己資本比率が落ちるほど行なっても問題ないほど業績が安定しているとも考えることができます。規格外の自社株買いで自己資本比率がとても低い有名企業にはマクドナルドなどもあります。

株主還元(配当金等)

コカコーラはなんと61年連続増配しています。この増配が今後も続くとなった場合は、ただ保有しているだけでも毎年利回りが良くなるということです。配当狙いでの長期保有には非常に向いている銘柄だと考えられます。

また、前述したように自社株買いも行なっていて株主還元には積極的な企業です。

10/10時点では配当利回りは3.40%です。悪くない配当利回りです。しかし、米国では現在金利が上がっています。そのため、米国住まいの人たちからするとややこの程度の配当利回りでは魅力はない可能性があります。

SWOT分析

企業の強み (Strengths)

ブランド価値・国際的な存在感

コカ・コーラ(KO)は世界で最も認知されるブランドの一つです。これにより市場での優位性があります。

そして世界中に広がる豊富な流通網を持っています。ほぼ全ての国で製品を提供しており、これは市場へのアクセスと成長の機会があるといえます。

多様な製品ラインと研究開発

コカ・コーラ(KO)は「コカ・コーラ」だけでなく、さまざまな飲料製品(ダイエットコーク、スプライト、ジュース、水など)を提供しており、多様な顧客層から支持されています。身近な人でもコカコーラ製品を好んでいる人も多いかと思います。

そしてさらなる、新しい製品の開発と市場への導入に積極的であり、時代に合った飲料製品を提供しています。

企業の弱み (Weaknesses)

健康志向の変化

健康志向の消費者が増加しており、炭酸飲料業界におけるコカ・コーラの主力製品に対する需要が低下しています。

そして肥満や糖尿病の健康問題に対処するための規制が厳しさを増しています。肥満や糖尿病リスクを抱える人に対してはまず糖分の多い飲料は控えるように伝えられることが多いです。アメリカでは肥満の人も多く、そういった人たちに対するコカ・コーラの商品に対する規制リスクが高まっています。

財務リスク

コカ・コーラは債務を抱えており、金利の変動や経済的な不確実性に対するリスクを抱えています。しかし、こういった債務に関しては業績も安定しており現時点では大きな問題とはならないかもしれません。

市場の機会 (Opportunities)

新興市場の成長

新興市場での飲料需要が高まっており、コカ・コーラはこれらの市場で成長の機会があります。インドではまだ人口が増えていますし、新興国も都市化が進んでいる状況です。そのことからコカコーラ製品もさらなるシェア拡大につながる可能性があります。

健康志向の製品

コカコーラ(KO)は健康志向の市場に対応しなければなりません。それには低カロリー飲料や健康的な飲み物を開発し、需要に応えていく必要があります。「ダイエットコーク」や「コカコーラゼロ」などすでにいくつも製品が出されていますので対応していると考えられるでしょう。

環境への配慮

持続可能なパッケージングと製品の開発に焦点を当てることで、環境への配慮を強化し、環境志向の顧客を引き付けています。

持続可能なパッケージングとはプラスチック廃棄物の削減に力を入れたり、リサイクル可能なペットボトルや缶を利用することで再生可能な素材を増やしていくことをいいます。

企業を取り巻く脅威 (Threats)

競合他社

コカ・コーラ(KO)は競合他社(特にペプシコなど)との市場競争に直面しており、価格競争や市場シェア争いがリスクとなります。

規制の厳格化

前述したように健康関連の規制が厳しさを増し、炭酸飲料業界に対する規制が増加しています。

そうした健康志向の変化に対応せず、消費者の需要に適切に応じない場合、コカ・コーラの売上に対する圧力が増加する可能性があります。

また、外的要因としては米医薬品大手イーライリリーが肥満症治療薬「マンジャロ」(一般名チルゼパチド)の人気があります。食減退効果があり、清涼飲料水やジュースの売り上げに影響してくる可能性があります。

産業動向

非アルコール飲料はまだまだ世界的に成長が期待される分野です。新興国の人口増加や都市化により需要増加の可能性があります。

しかし、近年の健康志向の変化により糖分やカロリーの高い炭酸飲料の需要は減ってきている可能性があります。コカコーラ(KO)はこのトレンドに対応して低カロリー飲料や水、お茶などの製品も提供しています。

COVID-19の影響もありました。外食産業の停滞や自動販売機での販売機会の減少につながりましたが、徐々に需要が回復しつつあります。

こういったことから今後さらに非アルコール飲料の業界の需要は持続していくと思われます。

株価指標評価と展望

KO10/13株価指標

(出典:SBI証券

企業の評価

上記株指標まとめや現在の株価、財務情報を考慮して、コカコーラ(KO)株の評価をまとめます。過去の業績と将来の見通しを基にした評価を含みます。

現時点では買うかどうか微妙なラインだと考えています。

過去の株価から見るに割安ではあるのですが、現時点での配当利回りは金利が上がっているアメリカ人からすると低く見える可能性があります。株価指標的には買っても良いかなとは思えるのですがイーライリリーの薬による影響が未知数です。

将来の展望・成長予測

更なる成長のためにコカコーラは新たな成長の場を作っていく必要があります。これに関しては新興国での市場拡大や健康志向の製品の発売、地域の好みに合わせた製品を提供しようとしています。それらから顧客層の拡大を見込めるでしょう。

さらに世界的な企業として持続可能なビジネスモデル構築に取り組んでおり、将来の環境に対するリスクを最小限に抑えた長期的な成功を目指しています。

投資判断の要点

私自身の投資判断としては以下の点を参考にしました。

グッドポイント

  • 予想PER 21.63倍(<同業他社平均30.1)
  • ROE40.51% (>10%)
  • 61年連続増配
  • 今後2年増収増益予想
  • CFマトリクス3連続安定期
  • フリーCF3年連続黒字かつ増収
  • 月足長期線以下の安値
  • 日足週足RSI30以下で底値に近い可能性あり
  • 売上高と調整後EPSが市場予想を上回っており、かつ23年通期上方修正。

バッドポイント

  • 予想PER 21.63倍(>15) ※過去の水準よりは割安
  • PBR 9.64倍(>1)
  • 配当利回り 3.36%(<4%)
  • PEG 3.48(>1)
  • 配当性向80.23%(>30%)

以上のポイントを見ると株価指標的にはやや割高な印象。しかし安定して配当をもらえるという点、長期保有しているだけで増配によって利回りが勝手に良くなるという点、CFマトリクスは安定的で経営が安定している点から配当狙いの長期投資としては魅力的かなと思われます。

そのため買うかどうか微妙な線ということです。

短期的に上げてほしくて買いたい人には不向きですが、長期で保有できるのであれば非常に魅力的というように考えます。

引用とリンク

SBI証券

コカ・コーラ ホームページ

みんかぶ

まとめ

コカコーラ(KO)についての銘柄分析を通じて、企業の強みや弱み、将来の展望について簡易的にまとめました。

※他人の投資戦略や成功体験に惑わされず、投資についての最終的な判断は個人の自己責任において行いましょう

現在は買うかどうか微妙な線ですと言いましたが、個人的には保有しています。理由は中長期前提の保有だからです。配当利回りが今は低いとはいえ増配を見込んで持ち続ければ年々利回りは増えます。さらに資金に余裕があれば大きく下落した際に買うことで利回りを増やすことも可能。上昇後キャピタルゲインをとってもいいでしょう。

以上のことから個人的には保有しています。

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ここまで読んでいただいてありがとうございました。

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