FX(外国為替証拠金取引)とは

FXに興味が出たけどそもそもFXってなんだろう？どういう仕組みでお金が増減するんだろう？

そんな方のために本記事ではFXについてまとめました。

FXとは外国為替証拠金取引のことでForeign Exchangeの略語です。

「日本円→米ドル」など通貨を売買することのその差益やスワップポイントを狙う取引になります。日本円だけでなく「ユーロ→米ドル」のように他国同士の通貨でも売買可能です。

FXによる利益を得るには

FXで利益を出すには為替差益かスワップポイントを狙うことになります。この2つについてみていきましょう。

例えば1ドル=100円の時に円をドルに変えたとします。その後1ドル=110円になった際にドルを円に戻します。そうすると最初手元にあった100円は110円になります。結果的に増えたこの10円分が為替の売買差益となります。

FXはこの差を利用して利益を出すのが基本となります。

また、「買い」だけでなく「売り」からも行うことができます。つまり、米ドル円が上がっているタイミングでも下がっているタイミングでも上手くトレードを行うことで利益を得ることができるのです。

スワップポイントは金利差調整分ともいわれます。これは2カ国間の金利差によって発生する利益となります。

例えば日本円を売って高金利の国の通貨を買うとします。この金利差がある状態の通貨を保有し続けることでスワップポイントを手に入れることができます。

FXではデイトレードなどで為替差益を狙うイメージが強いと思いますが、こういったスワップポイントを狙った中長期保有の方もいます。このスワップポイントは株式投資の配当金とは異なり毎日付与されます。

FXは少額でも大きな取引が可能になります。口座に預けたお金を証拠金といいます。この証拠金の何倍もの額で取引が出来るのです。この少額で大きな額の取引ができることを「レバレッジ」といいます。

個人の場合最大25倍で出来ることが多いです。25倍の速さで利益を得られる可能性があるのです。ただしレバレッジをきかせるほどリスクは増すので結果的に大きく損失することもあります。

例えば100,000円の証拠金で10,000ドルの取引を行ったとします。仮に1ドル＝100円だとすると、（100×10,000）÷100,000=10となり、レバレッジは10倍と求めることができます。

数式は以下のものです。

レバレッジ=（現在の為替レート×取引数量）÷保証金

FXは世界中の市場での取引となるため土日やメンテナンスを除けば平日はほぼ24時間いつでも取引可能です。

特に時間によって市場の特徴があります。特に意識するのは3大市場と呼ばれる時間帯でしょう。

それぞれの市場についてみていきましょう。

日本時間の8時から18時が東京市場となります。

アジア各国の市場も開く時間帯のため日本円を含む通貨ペア（クロス円）がよく動く時間帯となります。

特にゴトー日と呼ばれる５と０のつく日は多くの日本企業が米ドル建ての支払いをする日があります。そのため米ドルの需要が高まり米ドル円のレートが上昇しやすいといわれています。

ロンドン市場はヨーロッパ勢が市場に参加してくる時間帯です。この時間は市場参加者が多くなるので動きが活発になります。

ロンドン市場の取引時間は日本時間で以下の時間となります。

ニューヨーク市場はアメリカ勢が中心となり取引を行う最大級の市場規模の時間帯です。米ドル円などのドルストレートと呼ばれる米ドルの通貨ペアが積極的に取引される時間となります。

ニューヨーク市場の取引時間は日本時間で以下の時間となります。

特に前述したロンドン市場と被る21:00(冬時間は22:00)以降は値動きが活発になる時間帯になります。

FXを始めるには証券会社で証券口座を作る必要があります。

証券会社は数多くありますので今後記述するFXにオススメの証券会社の記事を参考にしてみてください。

FXは、為替差益やスワップポイントによる利益を得ることができる投資方法です。

レバレッジを効かせて少額からでも始められるのがメリットですが、ハイレバレッジで行うことで損が大きくなり退場するリスクにもなります。

また、土日以外24時間取引できるため本業が忙しい方や隙間時間で取引をしたい方でも気軽に参加できる投資方法となります。

ここまで読んでいただきありがとうございました。