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投資

イワキポンプ(6237)株は買い時?中長期投資のための銘柄分析

イワキポンプ

イワキポンプ(6237)はケミカルポンプをはじめとする各種流体制御機器の開発・生産・販売を行う企業です。

2023/11/28時点では株価指標的には割安感はそこまでありません。

企業の基本情報

イワキポンプ(6237)
設立1956年4月
上場2016年3月
業種機械
市場東証P
会社概要ケミカルポンプをはじめとする流体制御機器の専業・総合メーカー。
事業内容ケミカルポンプをはじめとする各種流体制御機器の開発・生産・販売
特色化学薬液の移送用ケミカルポンプ専業。海外強化中。中国や米国、韓国で好調。医療機器や半導体向けで好調。中国では現地組立生産工場の対応機種拡充。

企業概要

イワキポンプ(6237)はケミカルポンプをはじめとする流体制御機器の専業・総合メーカー。医療機器や半導体向けが現在好調。海外展開も強化中です。

主要製品またはサービス

化学薬液の移送用ケミカルポンプ専業。ポンプとその周辺機器の販売を行っています。ケミカルポンプの活用分野は以下のもの。

  • 水処理
  • 医療機器
  • 新エネルギー
  • 食品
  • 化学
  • 表面処理
  • 製紙・パルプ
  • 半導体・液晶

ケミカルポンプの専業といってもその製品だけでも種類は様々。ポンプはもちろんその制御機器も数多く販売しています。その一例としては以下のものたちです。(リンク先はイワキポンプ製品ページ)

などなど

競合他社

イワキポンプは新東工業(6339)、ヤマダコーポレーション(6392)、帝国電機製作所(6333)、酉島製作所(6363)などと競合しています。

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企業の業績まとめ

通期業績推移

(出典:SBI証券

コロナ禍前の業績まで伸びていることがわかります。業績は大幅に伸びてきています。

当期利益のみ落ちていますが、売上高や営業利益は伸びています。売上高と営業利益などは伸びているので2025年期には持ち直すのではないかとみています。

しかも今年度初旬に通気計画の上方修正を行うほど強気です。楽天証券のコンセンサス予想を見ると2025年度も増収増益予想。まだまだ業績は右肩上がりが期待できそうです。

キャッシュフロー

2017年からCFマトリクスは7年連続で安定期となっています。かなり安定した経営をしていることがわかりますね。

フリーCFもここ10年すべて黒字です。

24年3月期第2四半期決算

連結経常利益が前年同期比48.3%増の32.7億円に拡大しました。通期計画の43億円に対する進捗率は76.0%となりこのペースであれば第3四半期には通気計画を達成するほどです。5年平均の50.2%も大幅に上回っています。

さらに配当も5円増額を発表しました。

企業の銘柄分析

株価推移(直近6ヶ月程度 日足)

8月に通期業績上方修正で大幅に上昇した後その株価を維持し続けています。見方によっては1750〜2030あたりのなかでレンジ相場となっていますね。

11月に入りレジスタンスをブレイクしたようにも見え始めているでしょうか。業績も悪くはないのでさらなる値上がりを期待できるところです。

株価指標

イワキポンプ(6237)2023/11/29時点での株価指標
予想PER14.49倍
実績PBR1.44倍
予想EPS141.1
予想配当利回り2.35%
配当性向34%
ROE10.8%
ROA9.5%
自己資本比率63.44%

株価指標についてよくわからないというかたはこちらの記事を参考にしてみてください。

PER

14.49倍と割安感がなくなってくる水準になってきています。予想PERの各種平均は以下の通りです。

  • 日経225指数平均14.5倍
  • イワキポンプのここ5年平均11.4倍
  • 機械&機器グループ平均20.9倍

日経平均とほぼ同等、ここ5年平均では割高、同業種グループ内では割安となっています。

PBR

PBRは1.44倍です。適正な数値といえるところです。

EPS

EPS141.1円の予想。

予想配当利回り

2.35%と株価上昇に伴い配当投資目的としては弱い水準になります。

配当性向

34%です。目安は30%といわれています。成長する余地は十分残しつつ株主還元にも力を入れているという意味で34%という数値はいい数値かなと考えられます。

ROE

10.8%です。一般的には10%が目安とされています。経営効率を見る数値ですが10%を超えてきていますので、悪くない数値となります。

ROA

9.5%です。一般的には5%が目安とされていますので上回る数値となります。

自己資本比率

63.44%です。国内株では30%が目安と言われています。そのため、この63.44%というのは潤沢な資本を持っていると考えられるでしょう。

株主優待

イワキポンプ(6237)に現在株主優待はありません。

企業の将来展望

半導体はAIが成長続ける限りまだ伸びる可能性がある分野です。その半導体向けにも日本だけでなく海外にも売っているため成長性はまだあるかと思います。実際にそれは売上にも出ています。ROEも10.8としっかりと高い予想ですし期待はできます。

さらに半導体向けだけでなく医療機器向けも売り上げが伸びているそうで多方面での売上向上が期待できるのは専業・総合メーカーだからこその強みです。

投資判断の要点

グッドポイント

  • 予想PER 14.49倍(<同業他社平均20.9倍)
  • 配当性向 34%(≒30%)
  • ROE10.8% (=10%)
  • ROA 9.5%(>5%)
  • 自己資本比率63.44%(>30%)
  • 増収増益予想
  • 海外展開加速中
  • 国内に半導体工場が増えていく見込み
  • 7年連続CFマトリクス安定期
  • 10年連続フリーCF黒字

バッドポイント

  • 予想PER 14.49倍(=日経225指数平均14.5倍)
  • 予想PBR 1.44倍(>1倍)
  • 予想配当利回り2.35%(<4%)
  • 株主優待なし

2023/11/28時点で株価指標的には割安感は弱いと思います。しかし業績の安定度や今後の期待値は高いため株価が一時的に下がるようなことがあればチャンスとなる銘柄かもしれません。

まとめ

イワキポンプ(6237)はインカムゲインもキャピタルゲインも狙える銘柄だと考えています。

今はやや高めになっていますが値下がりしたタイミングでの購入は全然ありだと思います。

実際に株式投資をまだ始めていないけど興味がある方はこちらの記事から証券会社を決めて証券口座を作ってみましょう。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

引用とリンク

SBI証券

楽天証券

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