2024年1月から新NISAになりますが、旧NISAはこの新NISAへロールオーバー(移管)出来ません。
それではどうするのか。結論からいうと以下の選択肢になります。
- 課税口座(特定・一般口座)で運用を続ける
- 売却して新NISAで買いなおす
今のNISAの資産って新NISAへロールオーバー出来ないんですよね。
— 投資たいむ|PT(理学療法士)の株式投資 (@pt_kabu) September 21, 2023
おそらく非課税期間が終わったら課税口座で運用継続か売却して新NISAで再運用になるでしょうか？
出口戦略は皆さんどうする予定ですか？
私は1800万も埋められるほど余裕のある生活ではないので売却して再運用を考えています。
新NISAとは
新NISAは積立投資枠、成長投資枠をそれぞれ併用可能になりました。
新NISAでの積立投資枠では、年間投資枠120万円、非課税保有期間は無期限化しました。
新NISAでの成長投資枠では、年間投資枠240万円、非課税保有期間は無期限化しました。
非課税保有限度額は1800万円です。成長投資枠は1200万円分あります。最低でも600万円分は積立投資をする形となります。成長枠で積立するのもありです。
新NISAと従来のNISAとの違いはこちらをご覧ください。
旧NISAから新NISAへロールオーバー不可
先述したようにロールオーバー出来ません。それでは非課税保有期間が終わったらどうするのか。基本的には下記のどちらかでしょう。
- 課税口座(特定・一般口座)で運用を続ける
- 売却して新NISAで買いなおす
それぞれ見ていきましょう。
課税口座(特定・一般口座)で運用を続ける
非課税口座で保有出来なくなるのを課税口座で運用し続けるというものです。個人的にはオススメしません。
基本的に株式投資の利益には所得税15%と住民税5%の20%が課税されています。さらに2037年12月末まで復興特別所得税がかかるので、合計で20.315%の税金がかかります。
この税金は非課税期間に生じた利益部分には課税されません。課税口座に移ったところからの利益に課せられます。そのため、その後も長期で運用する場合は課税口座移管後の配当金や売買差益に課税されることとなります。長期運用目的で購入しているのならば、課税され続けるのは問題です。
売却して新NISAで買いなおす
個人的にはこちらがオススメ。理由はやはり20.315%の税金です。
長期運用目的であれば資産に余裕がある場合は良いですが、1800万円分を全て使い切れるかわからない方は新NISAに入れ直したほうがお得かと思います。
株の保有年数で株主優待が変わる銘柄の場合は一旦売却すると年数がリセットされる点だけ注意しましょう。
新NISAにオススメの証券会社3選
新NISAを始めるには証券会社で証券口座を作る必要があります。証券口座は数多くありますのでどこで作れば良いかわからないという方のために３社オススメを挙げていきます。
- SBI証券
- 楽天証券
- マネックス証券
SBI証券
総合力の高い人気No.1証券会社
国内取引シェアNo.1を誇ります。ネット証券No.1といえばSBI証券。証券総合口座数は国内初の1000万口座突破をし知らない人はいないと言えるレベルのネット証券会社です。
手数料の安さ、取扱銘柄・金融商品の数、スマホアプリやPCツールの使いやすさ、新NISAももちろん使えます。投資に必要なサービスが幅広く揃っており大変使いやすいです。
新NISAでポイ活も出来る
新NISAでは三井住友クレジットカードも使えるのでVポイントを貯めることもできます。そのため三井住友クレカを使ったクレカ積立もおすすめです。
手数料無料に
2023年9月30日分から国内株のオンライン取引手数料が無料になることがわかっています。
新NISAでは米国株、海外ETFの手数料無料
2024年の新NISAからはすべての手数料コースで米国個別株の売買手数料や、海外ETFの売却手数料も無料となることが発表されています。
良い口コミ
30代男性
悪い口コミ
30代男性
| SBI証券 | |
|---|---|
| おすすめ度 | ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ |
| 口座数 | 1000万(SBIネオモバイル証券、SBIネオトレード証券、FOLIOの口座数含む) |
| 取引手数料 | 2023/09/30注文分から国内株無料 【現物取引スタンダードプラン】 5万円まで55円（税込） 10万円まで99円（税込） 20万円まで115円（税込） 50万円まで275円（税込） 100万円まで535円（税込） 150万円まで640円（税込） 3000万円まで1,013円（税込） 3000万超1,070円（税込） 【現物取引アクティブプラン】 100万円まで0円 200万円まで1,238円（税込） 300万円まで1,691円（税込） 以降100万円増加毎に+295円（税込） その他プランは公式ページ参照 |
| NISA | ◯ |
| 積立NISA | ◯ |
| IPO | ◯(2022年89社) |
| 投資信託 | ◯ |
| 外国株 | ◯(9ヶ国) |
| 取引ツール（PC) | hyper SBI2 |
| スマホアプリ | SBI証券株アプリ、かんたん積立アプリ、SBI証券米国株アプリ、SBI証券FXアプリ、SBI証券先物・オプションアプリ、hyper先物・オプションアプリ、取引所CFD アプリ -くりっく株365 |
| ポイント | Tポイント、Vポイント、Ponta、dポイント |
| 口座開設の流れ | 1.本人確認書類提出 2.初期設定 3. 最短翌営業日に完了 |
楽天証券
投資で楽天ポイントが貯まる、使える
楽天証券は、手数料の安さ(2023/10/02からゼロコース選択で無料)、取扱商品の数、使いやすい取引ツールそして株取引額に応じてもらえる楽天ポイントなどが人気の証券会社です。さらに貯まった楽天ポイントはポイント投資、新NISAに使えます。当然普段の買い物にも使えるので大変便利です。
新NISAを楽天カードでクレカ投資するとかなりお得
楽天カードでクレカ積立すると0.5～1%のポイント還元。いわゆる楽天経済圏で生活している方は楽天証券がおすすめ。
高機能で使いやすい国内株/米国株対応のスマホアプリ「iSpeed」
簡単に注文出来たりテクニカルチャートが豊富だったりと投資初心者から上級者まで扱いやすいスマホアプリです。また、このアプリ1つで国内株/米国株どちらにも対応。もちろん情報収集にも使えます。
楽天ポイント貯まる使える!!
楽天証券の口コミ
良い口コミ
40代女性
良い口コミ
30代男性
悪い口コミ
30代女性
チャートの操作はやりにくく感じました。それとIPOの取扱いは少なく全然取れませんでした。
| 楽天証券 | |
|---|---|
| おすすめ度 | ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ |
| 口座数 | 900万(会社単体で最多) |
| 取引手数料 | 2023/09/30注文分から国内株無料 【現物取引スタンダードプラン】 5万円まで55円（税込） 10万円まで99円（税込） 20万円まで115円（税込） 50万円まで275円（税込） 100万円まで535円（税込） 150万円まで640円（税込） 3000万円まで1,013円（税込） 3000万超1,070円（税込） 【現物取引アクティブプラン】 100万円まで0円 200万円まで2,200円（税込） 300万円まで3,300円（税込） その他プランは公式ページ参照 |
| NISA | ◯ |
| 積立NISA | ◯ |
| IPO | ◯(2022年65社) |
| 投資信託 | ◯ |
| 外国株 | ◯(米、中、アセアン) |
| 取引ツール（PC) | マーケットスピード2、MARKETSPEED for Mac、マーケットスピード FX |
| スマホアプリ | iSPEED、iSPEED for iPad、iSPEED FX、iSPEED 先物OP |
| ポイント | 楽天ポイント |
| 口座開設の流れ | 楽天会員なら会員ログインで特別な情報は入れずに口座開設完了 |
楽天ポイント貯まる使える!!
マネックス証券
米株NISAやるならマネックス
NISA口座がかなりお得。NISA口座なら国内株だけでなく米国株・中国株も買付手数料が実質無料。
驚異の米国株取扱い数
海外証券会社の買収の結果米国株の取扱銘柄数は5,000超と多め。米国株メインでやりたい人におすすめ。
公正なIPO抽選ルール
過去の取引実績に関わらずどなたでも公平に当選できる仕組みです。IPO実績も多くIPO狙いなら欠かせないマネックス証券。
米国株投資するなら!!
マネックス証券の口コミ
良い口コミ
40代女性
悪い口コミ
40代男性
手数料が高め。米株に力入れてるのはわかるけど米株アプリは使いにくい。
| マネックス証券 | |
|---|---|
| おすすめ度 | ⭐︎⭐︎⭐︎ |
| 口座数 | 2,223,346口座 |
| 取引手数料 | 【取引毎手数料コース】 5万円以下 55円（税込） 5万円超 10万円以下 99円（税込） 10万円超 20万円以下 115円（税込） 20万円超 50万円以下 275円（税込） 50万円超 100万円以下 535円（税込） 100万円超 150万円以下 640円（税込） 150万円超 3,000万円以下 1,013円（税込） 3000万超 1,070円（税込） 【一日定額手数料コース】 約定金額100万円以下の場合、550円（税込） 100万円超、300万円ごとに2,750円（税込) 月間利用ボックス数※ 121回目からは2,475円（税込） 121回目からは1,815円（税込） ※1日の売買代金のうち、約定金額300万円ごとの売買を「ボックス」という単位で呼びます。 約定金額100万円以下の場合は、ボックスにカウントされません。 電話注文（コールセンター）以外の注文での約定代金の合計し、手数料を計算いたします。 その他プランは公式ページ参照 |
| NISA | ◯ |
| 積立NISA | ◯ |
| IPO | ◯ (2022年61社) |
| 投資信託 | ◯ |
| 外国株 | ◯(米国、中国株式) |
| 取引ツール（PC) | マネックストレーダー、MonexTraderFX、マルチボード500、チャートフォリオ、フル板情報ツール |
| スマホアプリ | マネックストレーダー株式スマートフォン、マネックス証券アプリ、トレードステーション米国株スマートフォン、SNS型投資アプリ「ferci」、マネックストレーダーFXスマートフォン |
| ポイント | マネックスポイント（株式手数料・仮想通貨 もしくは他ポイントに交換可能） |
| 口座開設の流れ | 1.メール登録 2.申込フォーム入力 3.本人確認 |
米国株投資するなら!!
まとめ
今までのつみたてNISA、一般NISAは新NISAへのロールオーバーは出来ません。そのため出口戦略を考える必要があります。個人的な私見も交えつつどちらがいいかをまとめてきました。どちらを選択するかはあくまでご自身の考えを元に行ってください。
私自身は1800万円の枠を使い切れるかわからないため売却して新NISAで再運用しようと考えています。
新NISAを始めるにあたって上記の３つの証券会社以外も知りたいかたはこちらの記事を参考にしてみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
良い口コミ
30代男性